りかりー

ちー坊さん、こんばんは! 毎日、たくさんの応援ありがとうございます!お礼にミニ話をプレゼント(*´ω`*) 『オレ様のシモベ』ふたりきりの夜 夕方から降りだした雨が強くなって、庭の木が風で揺れる音で怖くて眠れない。 今夜はお父さんもお母さんも親戚の法事に出掛けてていないのに…… 枕を抱き締めて震えてると、空が光り雷鳴が轟いて、一瞬にして辺りが真っ暗になった。 こ、わいよ、零ちゃん…… 声が、出ない。動け、ない。 手も足も震えて、枕と一緒に握ってたスマホを落としてしまった。 暗いと息ができなくなる。 幼い頃、どもって口のきけないわたしは学校でロッカーに閉じ込められて出してもらえなかった。その恐怖は今も残ってる。 体を丸めて耳を塞ぎながら、ぎゅっと眼を瞑った。 「……ふみ」 窓から強い風が吹いて、濡れた何か温かいものがわたしを包み込んだ。 少し低くて普段は冷たい声。濡れた体からはよく知ってる香りがした。 震えて声にならないわたしに、スマホの薄明かりの中、零ちゃんの濡れた前髪とわたしの額がゴチンとくっついた。 「ゆっくり、息をしろ」 息ができなかったわたしが息をすると零ちゃんがため息を吐いた。 「さっき、夜食を作りに来いって言っただろが。まったく。オレ様を無視しやがって」 「違、うの。作ったの。……でも、持っていけな、くて」 机の上には零ちゃんの好きなたまごサンドとサラダとココア。 「だと思ったから来てやった」 零ちゃんからすっと明かりが漏れて。机の上にキャンドルが灯った。 零ちゃんが隣に座ると夜食に作ったたまごサンドを摘まんで口にいれてく。 「れ、零ちゃん……濡れてるから、タ、タオル」 零ちゃんの髪をタオルで拭こうとして、 ピカッ 空が真っ白になった。 「きゃあっ!」 気がつくと震える手で零ちゃんのシャツをつかんでた。 ドキンと鼓動が跳ねた。 キャンドルの灯りが揺らめく中、零ちゃんが涙目のわたしを見下ろしてる。 「ふみ……」 零ちゃんの胸もドクンと音がした。 零ちゃんのキレイな顔が近づいてきて、 (1000文字じゃ足りなくて……2ページ目も送ります!)
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りかりーさん、こんばんは(*^^*) ミニ話ありがとうございます(*^^*) 零ちゃんみたいな幼なじみがいたらなぁ、と思ったりします(*^^*) 無理して体調崩しませんように(´`:)
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