みぐ

ラストのあっと驚く展開に唸らされます!(少しだけネタバレ)
主人公の高校生、田中君は素行も悪く『嫌われモノ』でした。しかしある時、彼が『気がついたら死んでいて』成仏せずに幽霊になってしまっていました。 そこに『幽霊指導員』のおじさんが現れます。彼から成仏をする為には身体(魂)が軽くならなければならない。その為には『煩悩(この世への未練)』を絶たなければいけないと『指導』を受けます。 『嫌われモノ』だった田中君は自分の周りの人の声を聞けば『この世への未練』を簡単に断ち切れると考え、自分の葬儀に集まった人々の『心の声』を聞こうと考えます。きっと『嫌われている』自分には周りの人間から『早く死んで良かった』という声を聴く事ができる筈ですから・・。 しかし、その結果は大きく異なっていました。そして周りの人の『心の声』を聴いている中で、田中君は自分が殺されて死んだ事実を知る事になります。 さあ、彼を殺したのは誰なのでしょうか? その目的は? そしてその背景にある“新犯人”の思惑とは・・?。 これ以上は完全にネタバレになるので、是非、自分でお読みになって下さい。 流石、プロの作家『潜水艦7号』さんです! 物語の随所にユーモアやウィットを絡めながらストーリをおもしろ楽しく展開し、最後にあっと驚く展開を仕掛けています。それもしっかりホラーとしての体(てい)を成して・・。 そしてそのストーリを彩る様々な仕掛け・・。『煩悩により魂の重さが変わる』『魂を軽くしないと成仏できない』『幽霊は人の心の声を聴くことができる』『成仏出来ない人は地縛霊になってしまう』。そして物語のキーとなる『幽霊指導員』とは? 最終ページを読んだ誰もが、その衝撃の展開に驚愕し、納得し、そして、湧き上がってくる感動に襲われるのです! これはとても面白い、そして凄い作品と言えます。 正に『潜水艦7号』の代表作の一つとなる素晴らしい作品に仕上がっています。きっと、応募されている『ほっこりゆるいホラー』のコンテストの上位入賞すること請負です。 素晴らしい作品ありがとうございます。次回作もお待ちしております。 🐧
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みぐ様 あざ―――(><;)―――す! いつも、ご丁寧にレビューを頂戴し、誠にありがとうございます。 そうしてお褒め頂けると、唸りながら書いた苦労も報われるというものでございます。 コンテストはともかく、お楽しみ頂けたならとても嬉しい事でございます。 ありがとうございました!
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