ウィザード

人狼物語と人工知能の融和性
 王道の12Bでなく12A猫配役。また、他作とはやや毛色が異なり、顔を突き合わせての対話形式でなく、チャット形式でゲームが進行していく。  一人称視点を非常に上手く活用しており、読者目線で最初から猫又の素性が割れている事を利用して、二名から猫又騙りが入る状況をスリリングに描く。  展開は理に適い、詰めも無駄がなく実に丁寧。ただ、未経験勢にはやや敷居が高い配役を選んだことで、どうしても説明過多にならざるを得ず、主人公の独白の場面になると、まるで周りの時間が止まっているかのように感じられてしまった。この点は、レスの速さが肝となるチャット形式と、微妙に噛み合っていなかった気がする。  それよりも、人狼AIの研究が進む昨今の人狼事情を、無理なくシナリオに適応させた手腕に感嘆を禁じ得ない。
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ご感想とアドバイスありがとうございます、ウィザード様! そして、実はびっくりしていました。私、初心者の頃からずっと12A猫をやってきたので、12A猫って初心者向け配役だとばかり思っていたんですよ。12Bの方が王道だったというのは全く知りませんでした。 人狼ゲームって、やればやるほど奥が深くて楽しいですよね。これからもいろんな村に参戦しつつ、こちらも経験値を上げていきたいと思います。 そして、仰る通り説明部分で少し時間が固まって、ぐだっているように見えるというのは自分でも感じておりました。このあたり、まだまだ改善の余地がありそうです。精進させていただきますね! (こうして考えると、夜時間猫又は
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 人狼が大好きで、エブリスタの人狼小説を片っ端から拝読させていただいております。今のところ、猫又が登場したのははじめ様の作品のみで、やはり扱いが難しい役職という位置付けなのでしょうね。  猫ルーや炙り、狩人騙りのからくりなど、説明することが多くなってしまうので、猫又配役は連作の後の方に持って来て、ある程度ゲームに慣れてきた読者に提供するのが妥当かなぁ、と愚考します。  細かいことは抜きに、素晴らしい作品でした。次回作も勝手に期待しております。
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