RuYI

見習い魔導師たちの今後の活躍に期待!
見習い魔導師トレフル・ブラン、ユーリ、キーチェの奮闘記。 世界観が細部にわたってしっかり設定されていて、その中で個性ある登場人物たちが生き生きと動いています。 後半になるまで、ユーリ、キーチェに比べて主人公トレフル・ブランの描写が少なく、謎の「先生」の存在も相まってとてもミステリアスに魅せていて、どんな半生を送ってきたのか、先が気になりました。まだ他人の立場にたって思いやる事が苦手などの未熟な面も、等身大の15歳の姿でとても好感が持てます。 個人的な推しはユーリとペルルグランツでした。 ペルルグランツの周りで雪だるまたちが遊んでいるシーンが、悲しくて寂しくて辛くて。彼に救いのあるラストで良かったです。 欲を言えば、トレフル・ブランとペルルグランツ、二度孤児になるという同じ境遇を経ながらも、片や目標を持って仲間たちと前を向き、片や周囲を信じられず悲しい復讐に燃えているという対照的なこの二人の過去を、もっと詳しいエピソードで見たかったです✨ あらすじに光の魔王シリーズ短編とあるので、これからシリーズ化していくのでしょうか。経験を積んで大人になったトレフル・ブランたちの活躍に期待! とても読み応えのある作品でした。ありがとうございました。
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最後までお読みいただきありがとうございました。 前半トレフル・ブランの描写が少なかったですか、ありがとうございます、ご指摘を受けるまで気付かないものですね。彼の歩んできた半生を含め、次回作ではもう少し掘り下げてみたいと思います。 トレフル・ブランとぺルルの対比をうまくできなかったのは反省点です。これももう少し考えたいと思います。 丁寧なご感想をいただきありがとうございました。励みになりまし!
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