残 こくさと優しさを読者に問いかける
兄と弟、わんぱく坊主と弱虫の大冒険。 クマが出るような地方のある秋の1日。 同じように遊んでいる子どもにも、遊び半分に仔猫を川に流そうとする残 こくな子どもと、助けてあげる優しい主人公兄弟がいます。 動物ぎゃく たいは、両親からぎゃく たいを受けて育った人たちの代償行為、つまり八ツ当たりしている例、もしくはサイコパスという異 常 者がすることです。でも、この年代の子どもなら雰囲気で残 こくなことも、優しいこともしてしまいます。ふたりの優しさを失ってはなりません。 主人公の母親は、あまり優しそうではないですね。猫を飼えない理由を父親に転化するのも、大人の嫌なところ。 猟師はカッコイイ。スナフキン(ムーミン)か次元大介(ルパンIIIの相棒)みたいでクールです。作者さんは仔猫を救う人物を敢えて猟師に設定し、残 こくな描写も厭いません。これがこの短編のすごいところです。ただ優しいだけの人ではない。 優しい人が優しいのか?残 こくな人が残こくなのか?動物を助けることが優しいのか?可愛いカモやウサギを、食べるために猟をすることが残 こくなことなのか? あとは、読者が考える・・・そう作者さんは課題を投げかけているように思います。 仔猫の青い瞳を通して、同じ世界が、同じような子どもたちが、大人たちが、どのように映っているのか、レトリックとしても申し分なく文学的。受賞も納得の名作だと思います。
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素晴らしいレビューをありがとうございます。なんだか私が書いたものとは思えないです! ちなみに、ここに出てる鼻垂れのあまねくんと、サーカス のあまねくんは、同一人物です。ちょっとサーカス の時、成長してます(^_^)
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いや、レビュー長すぎました。 あまねくん、他にも登場作品あれば教えてください。
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