すとんと落ちて、救い上げられていく
主人公の繰り返し行っている動作を読み進めながら、一緒に疲労感のようなものを感じました。 また、彼が訴えかけてくる悲痛な感情、前向きな意志は、言葉から読み手に色んなイメージを広げ、感覚で訴えてきますね。 この物語から、今の情勢を私たちはどう捉えるかは、千差万別。 けれど、最後に伝えられた柔らかく、温かく、そして力強い文章にどこか大きな安心を与えてもらいました。 さあ、この状況下で彼は、私は、あなたはどうする? そんな風に問いてみたくなる作品でした。
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