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見習い魔導士と、雪原の孤児
紅屋楓
2020/5/2 16:33
等身大の冒険ファンタジー
読了いたしました。 他ジャンルより世界観に注目してしまうのですが、世界観・登場人物ともにしっかりと練られていて物語に入りやすかったです。 文体も癖がなくさらさらと読み進めることができました。 作中で主人公の名前が「トレフル・ブラン」と一貫されており当初から不思議に思っておりましたが、p.20にて名前にこだわる理由と彼の過去が明かされ、驚きと悲しみが胸を打ちました。 飄々としていて、すごい技もさらっとやって退けるので、なお。 あのような経験がありながら自分の側には誰かがいてくれたことをしっかりと分かっているところにトレフル・ブランの心の温かさを感じました。 中でもペルルグランツが登場して以来、次の登場シーンはいつだろう?どこだろう?と待ち侘びておりました。 復讐に身を投じているが故に心の均等が崩れてしまいそうになる姿、遊ぶ雪だるまたちを見つめているとき。 どうにか救いがあってほしいと思っていたので……シリーズ物ということで、また登場してくれたら嬉しいなぁと思ってしまいます。 ありがとうございました。
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路地猫みのる
5/2 18:17
最後までお読みいただき、ありがとうございます。 世界観が練られているとおっしゃっるのは嬉しいです! 異世界もの書くときには大事なところだと思っているので。 トレフル・ブランの使った時間の再生魔法については、実は書いている私自身がさらっと流してしまい、ご指摘を受けて「そういえば」ときづいた有り様です。確かに、その辺の魔法使いがフラフラ使えるような魔法じゃありませんでした…。(トレフル・ブランが使えるのは、先生が使ってたからでしょうね。) こうしてご意見を伺える機会をいただき、ありがとうございます。今後の創作の大きな力とさせていただきます。
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