星本翔

受賞おめでとうございます!
とにかく面白すぎで、小説でこんなに笑ったのは初めてかもしれないくらいです。 私は北条親子の味噌汁の逸話は知らなかったので、導入の1ページでもうトリビアとして面白かったのですが、そこから主人公が他愛もない事に必死になる様子がシュールで、腹を抱えて笑いました。こういう下らないの大好きです。 でも食事へのこだわりには共感できるので思わずうなづきたくなったり、イヤらしいオッサンみたいな氏康や純朴なインド人がいい味出していたり、敵がインフレしていくのでスリルさえあったり。この作品を読んで以来、カレーを食べる時もドレッシングをかける時も、いつも思い出してほくそ笑んでしまいます。
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