りかりー

みゅさん、いつも応援ありがとう! 忘れずに通ってくださって感謝です! 『オタクの恋』後編の2枚目のうちの1枚です(*´∀`) 『オタクの恋』 オタクで冴えない清四郎をイケメンに変身させたのはいいけれど、女の子に囲まれた清四郎を見るのはモヤモヤ…… そんな時、いきなり拐われて─── ※※※ 「……教室に、まだ帰ってきてない?」 清四郎は教室のみゆの机の上のカバンを横目に、纏わりついている女たちを見下ろした。 誰かに呼び出された後、もうかなり時間が経っている。 「ねえ清四郎くん、カラオケ行こうよ。新しい店、結構評判いいんだよ」 「それともクラブの方がいい?」 わざと話を反らす彼女たちの組んできた腕を振り払った。 その瞬間、彼女の握ってた携帯が床に落ちて画像が見えた。 それは猿轡を噛み、手足を縛られ床に転がされたみゆの姿だった。 なっ…………!? 拾い上げると、さらにもう一枚の画像が送られて来た。 それを見た瞬間に頭の中でブツリ何かが切れた。 「おい!この場所はどこだ!!」 ※※※ 「……ぅ」 気がつくと手足が縛られてて、口には猿轡が噛まされ床に転がされていた。 手首の縄を外そうとしてもがいたら赤く擦れて血が滲んだ。 頭が重くて働かない。ただ早く逃げないとと焦りだけは増してく。 焦るわたしの前に、ガチャッと音がして鍵を開けて室内に入ってきた男ふたりの後ろには佐藤くんがいた。 佐藤くんたちは薄笑いを浮かべてわたしを見下ろした。 「へえ、なんだ意外と可愛いじゃん。ラッキー!」 「俺が一番最初だからな。後はふたりの好きにしていい」 こわ、い……清四郎、たすけて…… 近づいてくる佐藤くん。足の縄をほどかれてずりずりと壁に下がるわたしを上から押さえつけた。 スマホでわたしの姿を写して嘲笑ってる。 「動画だけじゃなくて体にも口止めしとかないとね。後で騒がれてもイヤだし」 胸のシャツを乱され、スカートの脚を開かされ佐藤くんの体が割ってくる。 「……や、ぁっ!」 声にならない悲鳴をあげた。 その瞬間、 バキッ 鍵が掛けられていた戸が蹴り破られた。 「そいつに、触れるんじゃねぇ!」 荒い息を繰り返しているのは、泣きたくなるほど大好きなひとだった。 2枚目に続く
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ドキドキする💕
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