七瀬コタ

いい作品読ませていただきました
露天商のひとつ、路上靴磨き。 ドラマにもお目見えしなくなったし、今となっては若者には認識すらされていないだろう。しかし昭和の時代、多くのサラリーマンが心の拠り所としていた場所である。靴を磨きながら客が何気なく呟く言葉に耳を傾け、温かく励まし、ホッと一息つける場所だった。  この作品には現代と昭和の匂いの差が顕著に表れている。高度成長期とともに走り抜き、便利な世の中を作り続けた行く末がこんな時代を招くなんて、誰が想像しただろうか。 ウイルスのせいで今、ますます人と人との間に壁を作っている。現代なら靴磨きの青年も、フェイスシールドとマスクをつけて無言で磨き続けるのだろうな…💧
1件

この投稿に対するコメントはありません