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草原の双コブラクダ
たやすもとひさ
2020/6/4 9:12
友情と家族の触れ合い
カメラマンの作者さん、ボヘミアンなアジア紀行。 今回は雄大なモンゴルの旅。 冒頭の木彫りのラクダ像から手紙、そして回想と、小説的な構成で読者をグイグイ引きつけます。いつもながら文章力が素晴らしく、読んでいて感心するのですが、今回は人との繋がりがしっかりとしたテーマになっています。 ひょんなことで知りあったモンゴルの切手売りの青年、彼の故郷へ、勇壮な祭り、そして老人との出会い・・・。400キロもの旅、家族とのほぼホームステイな生活。郷に入っては郷に従う、今までの他国の旅行記よりも、濃厚な友情や絆が芽生えます。作者さんの優しい人柄もよくわかります。 タフな遊牧民族の生活が、素晴らしい写真とリアルな文章で体験できます。 スーパーでパック肉を買う、便利だけど、それがむしろ不自然なことだと思えてきます。(ちょっと、ヒツジがかわいそう)
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