甚平

SF・異世界・ロボット
イベントから訪問し13Pまで拝見いたしました。 90年代以降のロボットものを思わせるオーソドックスな内容で、平凡な 主人公が争いに巻き込まれていく展開はベタながら面白みがありました。 ロボットに関する設定はそれらしさがあり、日常に溶け込みつつある という世界観は、近未来的で良かったと感じました。 キャラクターについてはステラの設定や外観はアニメ的でよく、サポート としての活躍が期待できました。 戦闘の表現なども、ロボットを操縦するということを意識した書き方が できており、ロボットものとして良かったと思います。 全体的にオーソドックスで楽しいお話だと感じました。 以下、個人的な感想ですのでご参考までにお願いいたします。 ●世界観について 全体的に情報が不足しており、基本となる世界観や技術レベル、また 学校や街並み、基本的なロボットの外観、構造がざっくりとしているため、 ロボットの動きや風景が想像し辛く、また状況を理解し辛く感じました。 例として2Pの「そう、この九曜高校~」では高校の説明をしていますが、 ロボットの経緯の説明でほぼ終えているため世界観はもとよりビジュアル 的な理解も得ることが難しく感じました。 この場面で世界観、日本の状況、高校の建物としての描写、ロボットの外観の 描写などでビジュアルを意識させた上で、後に技術者として出てくる先生に 構造や経緯を喋らせるなど、情報の出し方を意識するとリアリティが増す ように感じました。 ●展開 世界観やビジュアルが固まっていない印象があったため、4Pの襲撃でも、 それがこの話の世界においてどれくらいの異常さかわからず、あまり衝撃を 受けませんでした。平和な街並み、戦争が長くない世界というのを前に描写 しておくと、対比構造ができて展開が活きるように感じました。 また、職業高校という前提があったため、どうして戦闘訓練を受けているのか 疑問がありました。戦いへの馴染み方も含めて、展開としては自衛隊学校の 学生、という形のほうが自然な印象を受けました。 形を整える方向の意見であり、これらはあまり気にせず演出を強化していって エンタメ性を強くしていくのでも良いかと思います。 楽しく書けるのが一番だと思うので、続きを期待いたします。 イベントご参加ありがとうございました。それでは失礼いたします。
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レビューありがとうございます。世界観の形成や描写については苦労していたので、甚平様のアドバイスはとても参考になりました。他にも細かい部分まで指摘していただいた事柄を参考に、もう一度設定を見直してみようと思います。 素敵なイベントに参加させていただき、ありがとうございました!
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