高杜 凪咲

真のバケモノとは、一体――?
 ”バケモノの証明~天ノ蟲~”というタイトルが気になり、化け物退治的な話を想像してページをめくりました。  1ページ目から、どういうこと?と引き付けられ、次々と散りばめられるヒントらしき単語や描写が更なる疑問を呼び、気が付いたら次、次と物語を目で追っていく自分がいました。  真のバケモノとは、一体――?  様々な想いが交錯しながら突き進み、悲しい歴史が紐解かれ、残忍な未来が明かるみになるごとに、徐々に狂気の歯車が回り出す。  そんな怖さが描かれた、読後に考えさせられる物語です。
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