三夜ゆり

余韻に浸っています
主人公の半生を綴った物語です。 読んでいると、その時の時代風景が見えてきます。 人生って分からないものですね。先が本当に明白じゃない。だからこそ、楽しみでもあるし、不安でもあります。 夢を追いかけ、掴んだとしてもそれが維持できる保証なんてありません。現実と向き合って、方向転換して、新たな道を必死に歩んだとしても、それが報われるかもわかりません。本当に生きるってある意味、残酷だと思います。しかし、その残酷なものに立ち向かっていかなければ、その先がないのも確かです。 生きている限り、そこは戦場だと思います。戦って戦って、少し休んで、また立ち上がって、そうやって生きていくんだと思います。 本当に素晴らしい作品に出会えたことを感謝いたします。ありがとうございました。
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すばらしいレビュー 青鷺感動しています。 最近「生きる」ことについてよく考えます。もしかしたら生きるということは『他人の記憶にいかに自分の存在をのこせたか』と。所詮人間だって生き物。形而上学的にも霊魂の存在には意思がありません。だったらいかに『自分はこう生きたんだ』という証しを他の人に残せたらそれで幸せなんじゃないかと。 >夢を追いかけ、掴んだとしてもそれが維持できる保証なんてありません。→こうやって人は障壁を乗り越え成長していく。しかしそれは大人になればなるほど薄汚れていて、「自分は成長した」なんて感じてポジティブに生きる人がほとんどです。しかし 本当に自分自身は成長したのでしょうか?それは
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