至北 巧

とても“深い”お話でした!
突然のレビュー失礼します。 大変魅力的なお話で、一日で読破してしまいました。 オメガバースが政治という題材にきれいに複雑に絡み合っていて、すごいなと思いながら読み進みました。 オメガバースは好んで読むほうではなかったのですが、冒頭の朱莉くんの投げやりで諦めた感じが最初はコメディにも見えて、現実にはない設定がすんなり入ってきてお話に興味を持ちました。 そこに社会や政治が絡んできて、オメガバースの世界の深さに引き込まれました。 登場人物に様々な側面があって、単純ではない物語に読んでいて感情を揺さぶられました。 情景描写の細やかさで、直接的に書かれるよりも世界の複雑さや人物の微妙な変化を深く感じられた気がします。 亨さんの純粋で不器用なところもとても魅力的でした。 きれいごとだけで進まない物語に安心しながら読みました、欲を我慢しては本当に幸せにはなれないよなぁと。 お互いがお互いを一番に想っていることがきれいごとではなく一番の欲に見えて、読んでいるこちらも満たされる物語でした。 自分、現在苦戦しながら選挙BLを書いていたので、スーツにたすき掛けの表紙をお見かけして『ほかのかたの書かれる選挙の話はどんな感じなんだろう?』とドキドキしながらも軽い気持ちでページを開いたのですが、思いがけずとてつもなく素晴らしい作品に出会えて感激しました。 読み手としても満たされて、書き手としてもとても勉強になりました。 素敵な作品を読ませていただきまして、ありがとうございました!
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一日で読んでいただいた!上、丁寧な感想をいただきまして、ありがとうございます。 どうにもならないことに折り合いをつけつつ、それでも何とか生きていく人たちのお話を書きたいなぁと思っていました。BLでは不要かなと思いつつも、きれいごとじゃ片付けられない描写が好きなので、そういった部分に共感していただけて、とても嬉しいです。 選挙描写は知識もないので間違っているところが多々あると思いますが、私も他の方が書かれる選挙のお話が気になります!至北さんのお話も読ませていただきますね。
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『折り合いをつけて生きていく』というテーマがすでに自分の好みで、題材が興味のあるものだったためにこちらの作品にたどり着けて幸運でした! 選挙描写がリアルに感じて、八束さんは実際に体験されたかご家族に政治家のかたがいらっしゃるのかなと思っておりました。 自分は体験談を聞いただけなのでネットで調べ足りなかった部分が結構発覚して、勉強になったし面白かったです。 亨さんが“熱く演説することは無駄だと思っていたけどそうじゃなかった”と言うくだりや、選挙期間中の“今日の最後の握手”の部分など、体験していなければなかなか想像できない気がするし、心にグッときました。 選挙のBLを本棚に入れていただきありが
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