いつだって
如月さんの描く世界は優しさでできている。五線譜の上のおたまじゃくしに誘われていざ、その世界へ! 音楽の持つ力を最大限に生かして、ブラスバンド部とは異なる活動をスタートさせた女子高生リンコとユウカ。ユニット名はSweet Maple Musik。顧問は美人の誉れ高い社会科教師有栖川先生。 美しい彼女にはなんと! 学校内での活動内容と大好きな人が被っている相手がいるらしい。そこがちょっとメンドクサイけど、いい先生だ。 リンコはあることが原因でちょっぴり自分に自信がなく、美人のユウカはそんなリンコの背中を押してくれるステキな親友だ。 おっかなびっくりで始めた活動は思いのほか好評で、SMMの活動を通して、リンコとユウカは個性的な人々と出会い、彼らとの交流を通じて成長していく。 もちろん、恋だってする。だって私たちは花のJK。 この物語のハイライトは何と言っても後半、三年生を送るお茶会のシーン。 舞台となっている京都ならではの美しい自然を背景に、フラッシュモブを用いて徐々に場を盛り上げていく様はじつに圧巻だ。あとに続くコーラスシーンにしても、そこで本当にお茶会が開かれていて、自分が参加できていたらどんなにステキだろう——そう思わせてくれる描写がすばらしい。 こんなふうに送ってもらえたら、生涯忘れ得ない思い出になるだろう。 エブリスタ屈指の癒し系作家如月康志渾身の本作、ぜひともご堪能ください!
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こんにちは🎵 ステキな感想を書いていただきまして、本当にありがとうございますm(_ _)m リンコとユウカには、どんな時でも諦めずに、音楽と共に生きてほしい思いから物語を作りました。 ついでに、楽しいだけではなくて、楽しくあるために必要なものといいますか、音楽的なそういったノウハウも盛り込んだつもりです。 きっと音楽があれば、どんなことでも乗り越えられますよね。 諦めなければ、 いつかメイプルシロップみたいに人生も美味しくなると信じています。 そして、私自身、あんな演奏会をしてもらったら、心を奪われるかもって思います。 それから、私などにはもったいないお言葉、本当にありがとう
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