【コメント】男と女、それぞれの愛のカタチ…

三　人　家　族

男と女、それぞれの愛のカタチ…

一家の主婦を早くに亡くし、父と息子二人が暮らす家。父は大学教授、長男は弁護士、次男は美大生の魅力的な三人の穏やかな日々を送っていたが、それぞれに少し変わった恋が訪れる。恋をしている…それは男女共に同じなのに、恋心への向き合い方が違うのです。微妙なすれ違い、気持ちの温度、そして選択…。もしも男女の立場が逆だったなら、違う感情を抱き、違う選択をしていたかもしれません。恋の歯車は、かみ合っていても大きさが違うのですね。そして作者様は作品コメントに「撃つぞエロビーム！」とお書きになっていますが、エロというにはあまりに美しい表現に溢れています。例えるなら、浴衣の抜いた襟の色っぽさ。花開く蘭。夜道に香るくちなし……。もう少し上品にエロティック、でいかがでしょうか？（とはいえ作品作者コメントには、インパクトのエロビームでよろしいかと存じます♡）