春−Syun−

アマチュアかどうか疑う程の完成度
レビュー失礼致します。春です。 まず、時間がかかってしまい、申し訳ございません。 以下は、全ページ読んだうえでの感想です。 ジャンル、内容は異なりますが、東野圭吾さんの「白馬山荘殺人事件」を呼んだ時の感動を思い出しました。 数珠つなぎの謎が解決していくミステリーかの如く、後半怒涛の勢いで回収される伏線は圧巻です。 又、登場人物の悩み、言動、過去に考えさせられました。 宗教、災害、犯罪、そして家族の在り方… 多くの問題を取り扱いながら”関係者”のみではなく、時には野次馬までにも目を向けた内容は、ただ簡単に「面白い」で片付けられない傑作にした一つだと思いました。 トピでは「過去に低評価を受けた」と仰っていましたが、人の価値観は十人十色です。どんな傑作でも合う合わないはあると思います。 もし、この作品に合わない方の例を挙げるなら、一つは「長い作品が苦手」な人でしょう。 この作品は”後半まで読んで本当の良さがわかる”作品だと思いますが、一般的な視点で見ると少し長いと思われそうです。 その理由は”バランス”かなと… 起承転結は最低でも2回考えた方が良いです。  ①作品全体の起:承:転:結(個人的には2:3:3:2、又は2:3:4:1が望ましい)  ②各話毎の起:承:転:結(個人的には均等、又は2:3:3:2が望ましい) ちょっと細かく分析しましたので、そちらはメンションで後らさせて頂きます。(文字数に収まりませんでした…) これだけ考えられた長編が評価されなかったら、それは読み専になりますね… しかし、こんなに才能ある方が書かないのはもったいないなと… 気が向いたらでいいので、新しい作品を書く場合は、ぜひ読ませて下さい。 素敵な作品をありがとうございました。
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身に余る高評価ありがとうございます。実はろくに本を読まずに来たのでいろいろ足りない部分はあるだろうとは思っていましたが思いもかけないお言葉に面食らうばかりです。 長いお話を最後まで読んで下さって本当にありがとうございました。
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