春くる与

花言葉
まず最初の台詞で、ガツーンときました。 ヒロインの不穏な感じとか、いきなりキャラが立っていて、この彼女は何事ぞ、と読み手として身構えさせられました。 つづいて、ひょいひょいと置かれていく他のキャラクターの人となりや立ち位置が、するりと読み手に状況を呑み込ませていて、お見事でした。 私など下世話な性分のものですから、日記!日記持って帰っちゃおうよ!読もうよ!と、主人公の耳元に囁いてたりして。 望み叶って、覗き見する他人の秘密は、密の味。 ラストまで、すごくぞくぞくする感じで読ませていただきました。
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怖い花言葉を集めた本を読んで思いついた物語です。 他人の秘密は(気まずかろうが)蜜の味、ですね。 レビューまでしていただきありがとうございました。

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