雪翅

星の降る夜の、優しい奇跡。
突然いなくなってしまった翔。 彼と天体観測仲間だった聖と沙織は、今も忘れず彼を思い出す。 Nil様の作品は、いつも登場人物達の心理を書きすぎないのが魅力で、この作品もそうだったように思います。 ラストでは、星のように希望や期待が膨らみますが、わたしはタイトルも含めて物悲しさも感じました。 物語の裏にあったのは、翔が何も言わずにいなくなってしまったのは、叶わない想いや打ち明けられない葛藤なんかがあったのかな……なんて、色々と考えてしまって。 物語の先にあるのが、3人にとって優しい結末でありますように。 優しい方に読んでもらいたい、すごく素敵な作品です。
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雪翅さん! 素敵な感想ありがとうございます😭😭嬉しいです! この終わらせ方は初めてだったので、狡い書き方だったかな、と💦 タイトルにもある作中に出てくるアステリズム。 これは星座としては認められていない非公式の星群で、この未熟な状態を、聖、沙織、翔で置き換えています。 翔には「親と夜逃げをして居所がバレたくないほどの事情」を抱え、ラジオ投稿の際にも聖たちに気づかれないようラジオネームを使用。 この意味するところは、会いたいけれど、会えない。居場所は教えられない。 でも一点、ヨルノの正体を知りながら、翔はそれでも手紙を投稿した。 この翔の行動により、未熟な彼らに鍵本とヨルノが絡みは
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