福子

力強く、そして…
言葉ってすごいですね! 特に西 令草さんが紡ぐ言葉には、力強さと優しさが溢れています。 活字として読めばそれはただの言葉でしかありません。 でも、誰が誰のために何を思ってその言葉を選び、紡いだのか?で広く大きな意味を持ちます。 まさに言葉は生きています、それは現実に生きている私たちよりも確実に。 この詩から伝わるのは、懸命で聡明な夢 餡子さんをすっぽり包む大らかさ。 少しだけ嫉妬してしまうくらいの深い想いを感じました。 読んだ私まで、いい気分になりました。
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言葉は僕の想いの ほんの一部でしかない。 人を思う時 腹わたの底から たまらなくなって滲み出してくる熱を 何とかして文章化するため 全身の筋肉や神経でろ過して 研ぎ澄ませてゆく。 夢餡子さまの作品の中に 僕にはいつも涙と痛みとそれを露出しない優しさというフィルターが見えていて 何かその懸命さを心から包み込みたい気持ちになっていたのです。 言葉を紡ぎ出す愛液は 自然に湧き上がる愛の泉であり 知性のエロスかもしれません。
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