倉橋

未来は輝いているのか‼︎
 優しいハッピーエンドだけが、あずみのさんではない。  氏の根底には、反戦平和への熱い思いと現代文明への懐疑、未来への警鐘が重要な要素として存在する。  全て別々のテーマのようであるが、根本的には深くつながっている。  氏の作風とされる優しいハッピーエンドも、こうした重大なテーマが解決するためには、人間の優しさが必要だと訴えるためという気がしてならない。  この作品は現代文明が行き着く先をマイナス要素で描いた問題作である。  解決は描かれない。  それこそ氏の呼びかけであろう。  「このままでよいのか⁉︎  あなたは何も思わないのか‼︎」  この小説に結末を書くことは、エブ投稿者ひとりひとりに求められている‼︎
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