雪翅

生きているのは、果たして本当に“幸せ”なのか。
『生きているだけで幸せなんだよ』と、きっとあらゆる人が放ったことのある言葉。 それは、命には限りがあることを前提にしている。 だけど、そこに終わりが来ないとしたら、それは本当に“幸せ”と言えるのか。 “生はいとしき蜃気楼” もうこの一文が悲しくて堪らなかったです。 物語の前半にもイラストにも伏線が張られていて、その意味に気づいた後の展開には涙が止まりませんでした。 短編ながら、とても深い物語でした。 疲れ果ててしまった彼の心が、これから先、どうか穏やかでありますように。
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雪翅さん 素敵なレビューありがとうございます! 永遠に生きるって、もう永遠に死んでいるのと変わらないんじゃないのかな、なんて思ったところから書き始めたお話でした…。 “生はいとしき蜃気楼” イブの気持ちを全部ここに詰めたので、心に留めていただいてとても嬉しかったです。 ソラルと会えない18年の間に本物のカシに触れて草笛を練習したことで、思念体の状態でカシの葉も再現可能になったので、これからは草笛と、ソラルの子孫たちを末長く見守っていくことをよすがに、穏やかに過ごして欲しいです。 ありがとうございました!
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