痺れる。これが文学的勝利
 先ず、コロナ禍で名店が閉店しまったこと、なかなか通いづらくなってしまったこと、とても残念に思います……。  *  すっかり蜜原さん作品をコンプリートし、再読まで始めた私は、ファンと公言して良いのでしょうか……。今となっては、蜜原さん小説を読むための言語野が、私の脳に存在するようになりました。  あらすじやハイライトを書くなんて野暮すぎる。とにかく、頭の中で文の通りに音を鳴らしてみて下さい。流れるようなリズムは軽やかで、ラストシーンに管楽器が鳴り響くのを体が待ち望んでいたことに気が付きます。  ここまで書いて、自分の表現力、語彙力の乏しさが空しい(涙)  体感する小説とは、この作品のことだと思います。十代の頃、夢中になって読んだ文豪の作品のような痺れ、と言えば伝わるのでしょうか……。  この感想文がこの小説を汚さないことを祈ります(涙)😢  
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 未苑さん、もう過分なお褒めありがとうございます!(๑´▿`๑)  神保町は、コロナ禍の少し前より、地上げ、店主の高齢化、などで閉店が相次いでいたんです。今読むとコロナ禍っぽく読めちゃうんですが。  そして、読むのをコンプしてくださり、再読まで(!)してくださってありがとうございます!  そんな、言語野までできてしまっているとか……!  ちなみに、『駿河台下トライアングル』ですが、これ、平板にならないようとても苦心して書きました。玲文堂での回想を小説内時間の「わたし」が思い出す、というかたちで進んでいくので……。  とっても未苑さんの感想が嬉しかったです!
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密原さま 私の下手くそな感想文、ご迷惑になっていなくて良かったです……。 街自体の変化は哀しいものですね。 古書店でのエピソード(三島を一冊だけ売ってくれた紳士の件、印象的でした)が時の回路を描いていて、三角地帯での現時点と何層にも重なっているのですね! 飯テロ作品でもありながら(ついそちらに反応)、時空を行き来する感覚に酔えて好きです。 お返事ありがとうございました✨ またエッセイ、新作にてお邪魔させていただきます。 未苑
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