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恋をしたのは 第三部
傘下 雨
2020/9/16 15:04
切なさもときめきも葛藤もすべてがきらきら
運命みたいにロマンチックな出会いの加瀬くん。 いつもやさしい王子さまみたいなアオイくん。 同中出身という私的最強ポジションの周。 終盤戦争にまったをかけたダークホースの山崎くん。 かわいい後輩弓弦に、頼りになるお姉ちゃん、お茶目で知れば皆好きになっちゃうようなチャーミングな菜々ちゃん。 そして、等身大に恋をし、悩む、応援したい、見守りたくなる主人公の海音。 たくさん魅力的な登場人物がいますが、一人も無駄なキャラクターがいません。皆がこの物語に必要で、そしてまた主人公で、誰もの気持ちがわかるからこそ、登場人物と一緒に泣いたり笑ったり、ときめいたり切なくなったりできます。 恋をしたからこそ、誰かを好きだと思うからこその葛藤にとても共感しました。画面越しに何度頭を抱え涙ぐんだことか……ちなみに私が一番ぐっと来たシーンは第三部の終盤、四人集まって演奏する際ずっと見守ってくれていた周が——の部分です、心臓ぎゅってなりました。 私は、海音のぶれないところが凄く好きです。 そう、逆ハーモノって主人公がどっちつかずだったりあっちにこっちにと行ってしまうのもあると思うんですけど、私には、海音という女の子は結局ずっと彼のことが好きで、彼のことを想って彼のために、と行動していたように思えるのです。まっすぐで純粋で一途だからこそのすれ違いが切なく、共感を呼び、背中を押したくなりました。結局私は海音が一番好きなのかもしれません♡ そういうことで言うと、終盤に向かうにつれ加瀬くんとの気兼ねない関係がとても好きでした、感情を伝えあったからこその二人の友情に胸が熱くなりました。 そしてラストはやっぱり……!? 「よっしゃああ!」とお家で一人万歳していたことはここだけの秘密ということで(笑) 最高のハッピーエンド! 大団円! これぞピュアラブ! 恋に友情に、駆け抜けた彼彼女らの青春を見届けることができて、本当に嬉しいです。私は幸せ者です。番外編もうきうきわくわくが止まらない……! 長期間の連載でしたが、リコさん、大変お疲れさまでした。遅れましたが、完結おめでとうございます。これからも応援してます。
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