ヤギチュール

ぞっとしました。想像をかきたてられる作品です。
はたして自殺だったのか病死だったのか。読後にそのことばかり考えていました。 自分がいずれ死ぬ状況で、まだ生きている相手に対して「来世では〜」というメッセージのビデオレターを送るというのは、受け取り方によっては呪いになりえるものです。 本作はビデオレターのメッセージとしての形式で描かれているため、主人公の内心については一切直接的な描写がなく、読者の想像に全てが委ねられています。 はたして彼女は想い人と結ばれることのない運命を呪いながら絶望の中で死んでいくのか、それとも内心はむしろ来世への希望で満たされていたのか。 そして、ビデオレターを受け取る彼はどうなるのか。明かされた事実に打ちのめされて彼女の後を追うのか、それともあるいは全て知っていたとしたら……? 想像の余地が大きく、読後にいろんなことを考えることのできる作品です。 そういった読後感も含めて、楽しませていただきました。良い短編でした。
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とても素敵なコメントありがとうございます…!💌 主人公の内心、彼女の表情などの描写がないのは、読者様に色々なことを想像して頂くためでしたので、このようなコメントが頂けて光栄です。 彼女の死因について何も触れなかったのも、それが理由です。人それぞれの捉え方で物語を楽しんでいただけたら私の中では満足です。😹 こちらこそ素敵な考えを聞くことができて楽しかったです!ありがとうございました(^^)
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