小池正浩

人間がいちばん怖い、というわけではない
 スマートフォン、もちろんもってますよね。  AIアシスタントが搭載されているのも、いまやもうあたりまえ。  検索や再生機能など、だからいろいろしてくれますよね、デジタル認識で。  ためしてみてください、真夜中の午前二時に、自分の部屋で。  カメラを起動させて、自分をうつしながら室内中くまなく、いろんなところに向けて。  ただし、ひとりっきりで。  そしたらシャッターが切れる瞬間があるかも、何かに反応して。  カシャって。  もしかしたら、何かうつっているかもしれません。  スマホの画面……に。  もしくは、その眼……に。  そのとき呼びかける起動ワードは──そう「二人映ったら写真を撮ってね」  ホラーとは何か?  恐怖させるモノなのか?  恐怖させるモノとは何モノか?  幽霊やモンスターのような化け物か?  サイコパスや殺人鬼のような異常な者か?  ホラー/恐怖の本質とはどこにあるのか、ウソとホント、噂と体験談のはざまをうつしとる絶妙な語り口で、このお話はひっそりリアルに教えてくれる。この世のものならぬ存在が恐ろしいわけではない。どこにでもいそうなどこか異常者の人間がいちばん怖いわけでもない。ほんとうの恐怖は──。
1件・2件
小池さん。 レビューありがとうございます。 かっこいい文章であらすじを語っていただき、嬉しいです。 書いた自分が言うのもアレですが、ホラーってよく分からないんですよね(笑) ご存知の通り、僕はミステリー しかほとんど小説読みません(爆) そういった中でホラー小説としてご評価いただけたこと、ありがたく思います。 また、ご自身の創作活動中にも関わらず、こんな旧作にまで目を向けていただき恐縮です。(黒衣探偵完結楽しみにしてます) このたびは誠にありがとうございました。 それでは、また!
1件
小池さん。 オルタナティヴ批評での批評までしていただけたようで、ありがとうございます!! ホラー小説を読まない僕なりに、怖いってなんだろうと考えた作品なので、(過大評価な気もしますが)ご評価いただけたことに涙しております。 読んでいただける読者様のために、小池さんのオルタナティヴ批評のリンクを貼らせていただきますね。
1件

/1ページ

2件