ノア

涙無しでは読めない名作
感情移入して最後まで読みました。 こんなラストを私は予想していませんでした。 寂しさが募り、やり切れない思いで胸いっぱいになりました。 鳴海さんにもっともっと頑張って欲しかった。嘉人さんにももっともっと生きていて欲しかった。 簡単に失って欲しくなかった命の重さを感じられずにはいられなかった。 嘉人さんの気持ちを考えると居てもたってもいられず、息苦しささえ感じてしまった。 短い作品の中でも涙がこぼれ落ち、人間ドラマがありました。 この物語のラストと同じ境遇に立たされた時、自分に何が出来るのか考えさせられました。 こんな悲劇は繰り返してはいけないように思いました。 命の大きさや重さに答えなんてなくて、そのことに対して自問自答をしています。 悲しい最後とノンフィクションで生まれたこの作品を私は妙に心に刺さって忘れることは出来ないと思います。 嘉人さんが亡くなった今、鳴海さんはどう生きてるのか物語のテーマが大きいようでした。 人の命の重さがそれに比例しているように思いました。 大好きな人は失いたくないですよね。 時間は取り戻せないから、後悔のないように言葉を選んで大切な人と接しなければいけないと思います。 レビューでは語りきれません。 鳴海さん、嘉人さんの分まで生きてください。
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ノア様 こちらの作品へもレビューを頂き、ありがとうございます。 鳴海と嘉人の話を書くことを躊躇いましたが、鳴海の強い思いの元、作品を執筆することを決意しました。 鳴海は嘉人のことを全て背負って生きています。鳴海の気持ちを大事にしていた嘉人がいない今、鳴海は悲しみも嘉人への愛情も全て背負っています。 強いメッセージ性が伝われば幸いです。 嘉人の気持ちが鳴海を愛していたことは他ならぬものでした。 これからも鳴海は嘉人のことを思いながら、生きる決意をしています。 私も作家として出来る限りそれを誰かに伝えていきたいと思います。 読んでくださりありがとうございました。

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