異形の思慕ほど、心 動かされます。
書き物作品、生もの舞台も、世に放ってしまえば、 その解釈は作者・演者の手を離れる説に沿い、感想・レビューします。 ※つまり個人の感想です。 詩と言葉遊びは、特別解釈幅が広いと思うので、それを強く言っときます。 保険をかけても感想をお伝えしたかった。 物語性のある詩が多く、散文と受け取り読んだものも、やはり物語の筋が合ったり、淡い背景が垣間見えます。 風景描写のみの美しい詩よりも、物語性があるものの方が個人的に好むところなので、更新がわかると直ぐに読んでしまいます。 20頁「団栗と銀鱗」、37頁「バッタもんヒーロー」は、私の中では恋心を表す詩の部類に入っています。演者の当人さえ気づかない、淡いものが入っているのがいい。“当人”と打ちましたが、人でない所がまたいいんです。 千才森様の詩には、異形のものが多く登場します。 その異形の子達がまた愛い。とてもとても。 素直な子もいれば、ひねくれた子もいる。 言葉さえ無くして存在だけの子もいる。 異形好きにはたまらない。 擬人化もお得意のようですが、外視的な擬人化と内視的なキャラクターのスレスレを走って表現している所が魅力です。 素直に受け取る文面だけでも楽しめますが、受け手に委ねられた行間でも楽しむことを許してくれます。よく『行間を読め』なんてありますが、それを強制せずに、気付いたら誘導されている感覚です。 なので私は名を上げさせて頂きました二作品を恋心に読み解きました。 37頁の彼には迷惑な話ですね。もしかしたら、彼女かもしれない。かっこいい。 やわらかいものも、着地点がないものも好きですが 千才森様の詩の多くにあっては、心得ている様に落としどころを放り込んでくださる。その落とし具合が愛着があって、いち読み手は安心します。 臆病者で考えすぎる私の目では、文字選びから、言葉の武器の持ち方も良く心得ている方だとお見受けしました。これまで掲載された詩から、そんな背景がちらちら見えます。そこがまた面白い。 私が何か悪いことをしたら、こういった人に断罪されたい。 首を洗って待っています。 ……あぁでも、しかしながら、やっぱりこわい。 そんな、怖いもの見たさでの誘惑もある詩と言葉遊びです。 異形好き、勘ぐり性質には、強くお勧めしたい。 これからの更新も楽しみにしています。
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 お読みいただきありがとうございます!いっぱい感想を頂いてしまいました。感謝感謝です!  そうそう、人それぞれに生き方も違うし思想も違います。読者それぞれに感想があるはずですからね。むしろ全く同じって方がおかしいと思っていますよ。  そして、どんな感想でも、書かれていないことは想いようがないんです。どこかに、そう読める文章や雰囲気が隠れているからこそ、読者はそれを読み取れるわけです。  元々が小説書きですから、何かしら物語を入れたくなるんですよ。わたしも話に流れがあった方が好きですね。感情が欲しいタイプです。  そう、異形の物にも感情はあるはず。もしかしたら、わたしは人間よりも異形の方に
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(続き)  武器の持ち方。おお、鋭い視点です。これはですね……。  前に、もっとも酷評されると名高い某小説サイトでちょっとやってしまいまして。わたしは自分が思っている以上に武器の扱いが上手いのかもしれないなと。そのときは、確かに相手の作品を刺す気で書きましたけども、思った以上にダメージが入ってしまった事があったんですよ。間違ったことは書いていないつもりだったんですけども、刺し方を間違えました。その一件以来、刃先には重々気をつけるようになりましたね。あの時は、わたしの方がダメージを負って、逃げ帰るように去りましたけども。  いやいや、夜束さんを断罪なんかしませんよ?(笑) 恐れ多いです。  
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