もちもち

涙のための笛
染み入るように静かで侘びしく、心の暖かな物語でした。 山という広く深い懐に抱かれ溶け込んでしまった者を思い、泣けない者たちのための笛。きっと、『私』が笛を託されたのは、その者たちへ渡すためだったのでしょうね。 人の中には生きにくい、山に惹かれ笛を手にするが、最後に思いとどまり自らの声で泣くことは、それでも人としてあるべきだという金雪と、彼の想いを汲んだ動物たちの優しさのように感じました。 厳しくも寛容である山そのものですね。 素敵なお話でした。ありがとうございました。
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もちもち様 お読みいただきありがとうございます。 山の世界の中で死にゆくいのちとそれを見送るものたち。そのイメージを上手く伝えられていたでしょうか。 気に入っていただけて嬉しいです。本当にありがとうございます😃
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