一番素敵な「散り菊」
これを読んだ今私は高校二年の秋を過ごしています。 作中の主人公は、その瑞々しい感性のまま最も輝く季節に素敵な時間を過ごした。まるで閃光のような煌めきの瞬間を、この小説は淡くも弾けるような質感で描いています。 高校二年の夏の思い出を。 しかし、この物語で一番素敵なのは「散り菊」なのだ。 王道ではない。でもきっとそれが自然な事で。 寂しさだけじゃない、生きていく上で大切だった事を大切にして過ごすその先を、この小説は教えてくれた気がします。 もう少し歳を重ねてもう一度読みたい。そんな小説。
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とこさん、素敵なご感想ありがとうございます。 作中の時代を生きる方にこのような感想を頂き、とてもありがたい気持ちです。 数年後、またこの作品を思い出して下さったなら嬉しいですね。 私の作品に心を割いて下さりありがとうございました。
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