【コメント】読みやすい本格派ミステリー

例により、影の薄い先生の代わりに僕が調査します

読みやすい本格派ミステリー

予想を大きく超えた本格派ミステリーで正直驚きました。一人称で非常に読みやすい導入部分でしたので気軽な気持ちで読み始めたのですが、途中から横溝正史ばりに怪しげなお屋敷が登場し、これはぼんやり読んでる場合じゃないぞ！と思いました(私がミステリー好きなので伏線を拾って歩きたかっただけですので。急に難しくなったりしませんので大丈夫です)。密室殺人のトリックもさることながら、細かな伏線もいろいろ張ってあり、ミステリーファンも十分楽しめます。登場人物もそれぞれの個性が書かれており、混同することなく皆魅力的に描かれています。 (とはいえ違う意味で最初はうん？ってなりますが、それも楽しめます)。そして何より探偵助手の御林くんがいいです。いいツッコミを主人公(？)の探偵・秋津影郎に入れてくれます。それがすごく読みやすいです。作品の冒頭から少し読み進めると、多少の混乱はあるかもしれませんが、気にせずそのまま進んで下さい。そして最後まで読んで下さい。「なるほどー！」と言いたくなります。ネタバレレビューにはしたくないので、この辺で止めておきますが、とにかく読み進めれば進むほど、その世界にハマっていきます。自分が御林くんになっちゃいます。とても良い本格派ミステリー作品に出会いました。ありがとうございます！

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平中なごん 10/14 1:51

お読みいただき、またご丁寧なご感想まことにありがとうございますm(_ _)m☆ オチを引き立てるために、シチュエーションはまさにコテコテにしたし、トリックは使い古されたようなものなので、ミステリ好きさんに楽しんでいただけるか心配していましたがよかったです(^^; 最近は他ジャンルが多く、本格長編ミステリは書いておりませんが、また書いてみたくなりました。重ねてご感謝申し上げます。

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