ギッコ

最後まで読ませていただいてありがとうございました!
「好き」を使わない好きの表現が毎回毎回切なくて切なくて。耕平の語り口調は冷めている風で、でも盛り上がった気持ちに蓋をしたがっているようでできてない、みたいなおかしみもあり、読んでるとなんかこう、変な表情になっている気がして何度か顔を上げて現実に戻ることを繰り返しました。 年をとっていろんな記憶が積み重なっても、若い頃の傷だけはしっかり覚えていて、「好き」だけで言い表せる気持ちなんかなくなって、ひとりで暮らしてるつもりでも捨てられない選択肢が数も重みも増してまとわりついている。そんなふたりが出会って、気が合って、体を重ねて、でも気持ちはうまく重ならなくて。 ふたりが久しぶりに会って、手を繋いで集合写真撮影に集まったとき、誠司が驚いたのが意外でした。佐々木はもっと開いた感じなのかと思っていたので。でも可愛いしか言えなくなってしまってるところとか、佐々木も耕平と同じくいろいろ傷や後悔を抱えて逡巡を重ねていたのかな、と思うと、Opusの定点カメラで観察したくなりました。 SSまで読ませていただいて、佐々木と耕平がお互いに“そこまで辿り着いた”んだな、と感慨無量でした。 最後まで読ませていただいて本当にありがとうございました。
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ギッコさま 最後まで読んでくださって&素敵な感想をくださって本当にありがとうございます。素敵すぎて何度も読み返してしまいました。 結局、お互いに「好き」とは言わせなかったのですが、そこまで深く感じ取ってくださって嬉しいです。盛り上がった気持ちに蓋をしたがっているようでできてない!まさにそれです…! Opus定点カメラ!😂目線が違えば、また物語も全然違ってきますよね。実際描くことはないかと思いますが、是非想像して楽しんでいただきたいです! こちらこそ最後までお読みいただきありがとうございました。
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