雪翅

どうか、叶いますように。
タイトルと表紙に惹かれ、最後まで読み終えた時、込められた彼女の想いに震えました。 どうしてこんな風に出逢ってしまったんだろう。 どうして、こんな風に別れなければならなかったんだろう。 真実を隠し通した彼女は、彼に“貴方は幸せになってね”と言っているような気もする。 だけど、死んでから彼が真実に気付くよう仕向けたのは、“私のいないところで幸せになんてならないで”という想いからのような気もします。 こういう、色んな受け止め方ができる話は、とても好きです。 彼女が生きてる間はどうにもならなかったけれど、せめて、彼女の最期の願いが叶いますように。

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