YUKE

――迷わず仕事を取る。のつもりが、無意識では虜になっている。
地の文が非常に読みやすいです。 難しい言葉や表現に頼らず、舞台となる現代社会をありありと描写している。社内での何気ないやり取り。建前の裏に隠された真実。全てがリアルです。 主人公のルーク・ウィルソンは、一言で表現するならば優秀な男。 職人気質で何事もほぼ完璧という印象。知的な自尊心もある。 まさにすぐ成り上がるタイプ。地の文に書かれた心の声を読めば、彼が如何に機転が利く頭脳の持ち主なのかが分かります。 さらに容姿端麗ときて女性にモテるのですが、彼にとってお付き合いは接待の様なもの。一番の関心事は自分の能力を発揮できる職場。 そんな仕事の鬼の前に、一人の女性が現れる事で物語が始まります。 金木犀の香りと共に強い印象となって脳裏に焼き付く、和歌という女性。 体は忙しいけど心は退屈している。そんな日々に現れた清楚な一輪の花。 華やかな女性達とは違い、和歌さんは別の意味でルークさんの調子を狂わせる、気になる人になります。また会いたい。関わりたい。その熱情は恋かと思いきや、仕事への意気込みw しかし、ルークさんは気づいていない。心の声では仕事の一環だと言い聞かせているが、無意識のうちに虜になっている事に。 それはまだ愛というより、興味の方が勝っている様に見えますが、 今後のやり取りでルークさんの心情がどう変化してゆくのが楽しみです。 さらに個人的にもう一つ楽しみな事があるのです。 主人公の隣で、読者たる私は謎多き和歌さんの正体について、訝し気に観察しています。何故ならふと「あれこの人、人間かな?」という違和感がわくから。しかしハッキリと臭わせている描写もないので、清楚故の気のせいか・・・と思いつつも、自分の勘が当たるか当たらないか、気になって続きが待ち遠しいのです。 55ページ現在、和歌さんとは何者なのか。 ルークさんの初恋はどんな展開を見せるのか。良作を有難うございます!
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こここんなに丁寧な感想を頂けて……ぶるりはもう何と言ったらいいのか分かりません!。゚(゚´ω`゚)゚しかも最新ページまで読み進めて頂いて……ひたすら感謝です╰(*´︶`*)╯♡ありがとうございます!ありがとうございます!✨ ぶるりよりもキャラクター理解があって、むしろゆけ。さんが本当の作者さんかな?と思ってしまいました(*´꒳`*)和歌さんの秘密も、今後の展開で明らかにしていく予定です(●´ω`●) 丁寧に読み込んでくださって、本当にありがとうございました😭 これからも宜しくお願いします・:*+.\(( °ω° ))/.:+
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