その年齢の、唯一のエピソード
高3の夏というのは、本当に厄介で不安定で、きっとぱんぱんに瑞々しいのに、ギリギリ迸るしかない「線香花火」のような季節だと思います。 進路が理由の、もう次に成長していくしかない青春の最後の瞬間を、香りたつ夏らしい描写で描いた青春短編ストーリー。 きっと彼ら五人の物語は、小説に描かれない未来まで続いていったのではないかと、妄想してしまいます。 私自身は近く未来として訪れる日ではありますが、こんな風に思い出として切なく素敵に過ごせればいいなあ、なんてw とても素敵な小説でした。
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とこさん、素敵な感想をありがとうございました(*^^*) 振り返ると思い出はいつも美化されて輝くものです。その時は苦しく、哀しかった事でさえも。 私たちは前に進むことしかできませんが、そのうちそれぞれに特別な未来が見えてくるのだと思います。 多くの人の過去の1ページを切り取った作品に共感していただけたことを、とてもうれしく思います。
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