童子

続き。 文章について。 全体的に長文が多いですね。 携帯小説では無く、ライトノベルに当て嵌めたとしても多いと感じます。 作者さんは長文が好きなのかな?――と、そんな関係ない感想が浮かんできました。 話を戻します。 読んでいて――特に最初の部分は、一つの文章として完成したものを無理矢理繋げているように感じました。 これは自分の感覚なのですが、文章の抑揚、脳内で文を読み上げる際のイントネーションが掴み難かったですね。 一つの長文を読んで、「あれ?今の文は何を伝えたかったんだ?」と思ってしまい、もう一度読み直す事が多々あります。 会話文は構わないですが、描写に一文100文字以上はキツいですね。時には200字近いのもあります。 そしてそれが何個もあると、大袈裟ですが窒息してしまいそうです。 ですがその息苦しさもあってか、長文を抜けた後の簡潔とした文章は、サラリと頭に入ってきました。 酸素不足のところを、やっと呼吸する事が出来たといったところでしょうかね。 しかしそれでも、ここまで長文にしたメリットが自分には感じられませんでした。 長文は一度分解してみて、幾つもの短文にし、その中でより良い組合せを模索した方が良いかと。 一つに纏める<必要>がある文は、長文になっても一つに纏める。 必要の無い文章は、短文にて、明瞭かつ端的に――まさに日本語らしく書き表した方が良いと思います。 部室に入った辺りからは気にはなりませんでしたので、そこに入る前までの学校・校舎の説明はくどいと感じました。 下手するとその部分で辟易し、読むのを辞める人も居るかもしれません。 続いてレビューに移ります。

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