moco.i

本物以上のフェイク
拝読いたしましたm(__)m 主人公の彼女の悲しい運命の語られ方が淡々としている。まずそんなことを感じました。きっと悲しくないわけじゃないんだろう、でも今がきちんと満たされているから、悲しみにはうまくベールが掛けられていいるのかもしれない。二人のやり取りを読み進めるうちに、どちらかというとほっとするような感情を覚えていました。でも数々の疑問は残ります。多分それは主人公の彼女が心の隅に抱え続けているものと同じだったのかもしれません。なぜレイちゃんはそれほどまでに彼女を愛してくれているのか、自分の人生をもしかしたら犠牲にするように彼女を護ってくれているのか。主人公の彼女の疑問と同じ感覚を持つうちに、その質問をしたくなくなります。でも穏やかな生活のなかに小石を投げて波紋を作りたくない、作るのが怖い。そんな感覚でした。 彼女の気持ちがもしかしたら家族愛を超えていこうとしているのかもしれません。でもそれはまた別のお話。姉妹のような二人の関係はフェイクなのでしょうか? だとしたらなんと温かなフェイクなのでしょう。感じた疑問に蓋をして本物以上のフェイクが静かに時を刻んでいくことを祈っていました。 静かな静かな、だけど心の奥のさざ波は消せない―そんな物語でした。 イベント、おつかれさまでした。
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moco.iさん、読んでくださり、さらに感想まで送ってくださりありがとうございます。嬉しすぎて、何度も読み返しております! 書いた本人以上にたくさんのことを感じ、考えてくださっているようで大変恐縮です。と同時にとてもとても嬉しいです、ありがとうございます。 レイちゃんはなぜ陽乃を愛してくれるのか……それは、わたしにもよくわかっておりません(なんてこった!)。しかし、レイちゃんは陽乃よりも何年も何年も長く生きていて、ずっと大人で、そもそもの考え方が違うことだけは確かですね。偽物を喜び、同時に駄々をこねる子供ではないのでしょう。 moco.iさんからの素晴らしい感想で、より、フェイクファーにつ
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ご丁寧にm(__)m レイちゃんの気持ち、傘下さまにもわからなかったのですね!それは陽乃ちゃんや私がわからなくて当然ですね(;^ω^) でもわからないところが私には二人の未来を想像する余韻でした。 とても心地よい文章でした。
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