吉野衣織

人生ひとつを駆け抜けた恩返し
助けた猫からもらった恩返しは、幸せな人生を全うする夢。 出会ってから二人の関係が深まっていく過程が、初々しくも穏やかに綴られていて、応援したい気持ちになることで引き込まれました。 猫の生死に触れなかったことが、ひょっとするとと思ったのですが、こんなにも素敵な夫婦として、長いときを過ごしている訳だから違うのかな? と思ったところで、事故から先の人生そのものが恩返しの賜物だったとは。 こんな奇跡を起こしてしまうと、助かった猫も彼のところに逝くのは遠くないかもしれない……などと考えてしまいました。 ジャンル、現代ファンタジーになってますが、この余韻の切なさは恋愛です。 種別を越えた愛を堪能したい方にお勧めしたい作品です。
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お読みいただき、ありがとうございました。 短編ということで、二人がどんな風に暮らしたかは駆け足になってしまいました。 幸せな様子をたっぷり書ければよかったのですが、それは字数以上に腕が足りず…… 猫に関しては、もうバッサリと切り、あれこれ伏せております。 彼女?がどんな想いだったのか、その後どうなったのか、ふわっと想像していただければ幸いです。
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