NoName

少し疑問点も残りましたが、それが主人公の心の状態を表しているように感じました。
色々な読み方ができると思うのですが、個人的な推測として ・どっちが殺されたのかについて…殺された方は亮。なぜなら亮が奏を殺したのならば(生きているのが亮ならば)、奏の名前を騙る必要性がないように思う。わざわざ奏がすべてを語ったのは、罪悪感と、一生自分の名前を誤解されたまま死ぬことに対する抵抗感からだと思う。 ・蒲田について…すべてを見透かしているようにさえ思う。孔雀を神視点に置きがち(特に小説内の小説家は作者の化身であることが多い)であるが、蒲田の作中における性格はおおよそ一般人を乖離したものに思え、人肉と分かったうえで食べてそうである。物語のカギを握るのは彼ではないだろうか。 ・奏のデーモンっ気について…夏奈視点で描かれているため、奏の心情に近づけず、奇妙なものにとれる行動も多いが、その実、彼も双子の兄弟を殺し、動揺しているのは確かである。登場人物(主人公含む)で一番まともな人格を持っているように感じ、行動のぶれも、むしろ人間らしさを出しているように思う。 つたないながら勝手に想像させていただきました💦 非常に面白い小説でした。ありがとうございました。
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丁寧なコメントありがとうございます! それぞれのキャラの性格の深い部分まで想像してくださり恐縮です。 私自身、あまり深く考えずに書いている部分も多く、まだまだ未熟な小説ですが、楽しんでいただけたようで嬉しいです。 これからもっと面白い小説を書いていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします!

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