村木志乃介

幸せな気分をいただけました
どんなかたちであっても結婚式は、祝福に満ちた幸せの舞台だと思います。とくに感動があるのは、やはり苦労の末に舞台に立つカップルだと思います。まさしく本作品に登場する画家啓太さんと彼を支える仁美さんです。そんなふたりの結婚式を「最高に幸せな一日をプレゼントします」と誓った担当プランナーの田中さんでしたが、大事な指輪をなくしてしまい、果たして式までに見つかるのか、ハラハラしながらページをめくりました。 なくした指輪の代わりをどうするのか。その結果は予想もつかないものでした。だけどその解決方法は、『頬杖をつく彼女』の絵を完成させるという意味もあり、またふたりの未来を誓う意味でも絶妙な場面であり、最高の演出でした。その情景は鮮やかに浮かび、とても感動しました。仁美さんの父親が、啓太さんに大切な娘の今後を託す意味においても、最善の方法だったと思います。桜井さんらしい心温まる場面ですね。読みながら、本当によかったと胸が熱くなりました。 毎回いろんなかたちで楽しませてもらっています。素敵な作品をありがとうございました。
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ありがとうございます! 今回は妄想コンテストの『私からあなたへ』というお題で、その人からしか贈ることができないものを考えてみました。 状況や場面、背景を色々考えて書いてみたのですが、もしかして、少しややこしくなったかな?なんて思っていたので、伝わったことにホッとすると同時に、全てを汲み取っていただけたことを本当にうれしく思います! 最近、ひらがなと漢字を使い分けてみたり、言い回しを考えてみたり、ストーリー以外のところに費やす時間を増やしています。臨場感や心境、雰囲気など、文字の奥深さを感じています。 村木さんの作品はそういったところも含めて、私の理想です。いつも楽しみながら、参考にさせてい
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