あーる

コメディセンスあふれる楽しくてテンションアップしちゃうお話です!
キャラクターそれぞれの持ち味が存分に生かされていて、また振り切れたワード使い、言葉遊びが絶妙で読み進めるのが楽しくて仕方ないお話でした! 思わず声に出して笑うこともしばしばです(笑) 先に公開された『BANKEN』は、ケン君と石原さんがすでにいい仲になっているお話。その物語の最後に名誉の負傷(?!)をしたケン君と、その入院先に不純な動機で訪ねてくる石原さんの元カレ真さんが回想で綴る“ふたつの恋“の物語。 石原さんは、いつも冷静で真面目で思慮深い。けれど本当は絆されやすくてお化けが苦手という可愛らしい一面もある離島のおまわりさん。 まさに超大型犬。見た目の厳つさとはウラハラに純粋で一途。ワケありで島へ逃げ込み、石原さんの所に身を寄せることになった迷い犬のケン君。 調子が良くて明るくて。人に好かれるスキルが高い。愛情を複数に向けることのできちゃう、石原さんより年上だけどエリート後輩の元カレの真さん。 真さんとの過去シーンでは、憎めないダメ男“まこりん“と、そんな彼を表には出さずとも胸の内で静かに想う石原さんのいじらしさにきゅきゅんと胸がなりました。 離島に逃げ込んだケン君と石原さんのエピソードでは、お互いを意識しだしても、警察官という立場に踏み出せない石原さんと、己の立場を自覚しているからこそ想いを伝えることなんて考えもしないケン君のなかなかつながらない想いにやきもきしながら、その言動にはたくさん笑わせてもらいました。 そしてエピローグ。三人がそろってわちゃわちゃと戯れている場面でふと気づきます。 恵まれ愛され育った真さんは愛され上手でいつでも物事の中心にいる人。そして気持ちに正直。その分相手の気持ちには鈍感なのかも… 反対に決して恵まれた環境でなかったケン君は、相手を察することで、可愛いがられ必要とされる人となることが生きていく術だった。 慎重で真面目な、愛することにも愛されることにも不器用な石原さんは、想いを隠すのは上手くてわかりにくい性格で……そんな石原さんには、胸の内を察してくれて一途なケン君がピッタリなんだなと感じました。 ストーリーを物語りながら遊び心を感じられる『BANKEN』というタイトルも大好きです! 素敵イラストも物語を盛り上げていて読者のテンションはダダあがり↑たくさんたくさん楽しませていただきました!!
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ああああああ、あーるしゃぁぁ💘 何、これ、何これ。 新年早々、私になんて素敵なお年玉を ありがとうございます~! レビュー、まじで嬉しすぎて、もう こんな時、どういう顔をしたらいいのか分からないの・・・ と、某ロボットアニメヒロイン風に思っちゃいました。 この行間読む達人めぇ!\(^o^)/ きっとあーるしゃは 文と文との間の白い空間に、 見えない文字を読む超能力保持者なのだと思いました。 明日から、サイコメトリーあーるたんと 拝みつつ、こっそり呼んでみたいと思っています。 という冗談は置いといて(目は本気) こんなにも登場人物の生き方や心情まで がっつりと読み深めていただけたのなら 書き手
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