佐倉さく

たとい、この命が尽きようとも……
 どこかの国の御伽噺を紐解くように、物語は心地よく、美しく、始まりを迎えます。  が。  吟遊詩人の奏でる旋律は、不協和音を響かせ、その違和感と強烈な魅力に吸い込まれ、この美しい呪いから逃れる術がなくなっていくのです。  誰かを強烈に求めるという事。  人によれば、それは究極の愛という事になるのでしょう。  けれど、それはそんなに美しいものでしょうか?  この物語は、愛というものの持つ恐ろしさを存分に伝えてくれます。  
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さくさま 拙作を読んでくださって、更にこんなにも素敵なレビューまでくださって嬉しい思いでいっぱいです。 「愛というものの持つ恐ろしさ」というさくさまの表現は、人間の根幹の欲望を暴き出すようでゾクゾクします。 ページコメントも含めて頂戴した言葉は宝物で、いつまでも抱きしめていたいと思います。 ほんとうにありがとうございました!
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解釈違うんじゃないかなぁ、と思って、ヒヤヒヤしながら書き逃げしました。笑 吟遊詩人に惹かれていく、その歪んだ熱情があまりにも綺麗に描写されているので、恐ろしさが強調されました。  シェイラもネメスも、めちゃくちゃ、怖かったです。  でも、夢中になって一気に読んでしまいました。  コダーマさんは、恐怖や怖いもの見たさを吐き出すのがとてもお上手ですね。  堪能しました╰(*´︶`*)╯♡  ありがとうございます。
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