硝子の棺と赤い夢

森の奥の小さな村、吟遊詩人の黒マント、硝子の柩、吸血鬼…。少女の幻想の行きつく果ては?

コダーマ

35分 (20,967文字)
ダークなテイストのおとぎ話風ファンタジーだよ!

54 7,015

あらすじ

【これは、毀れたおとぎ話の世界】 物語の舞台は、村と森のみという隔絶された空間である。 村に住む少女シェイラは、一年に一度村にやって来る吟遊詩人を秘かに愛していた。 彼の美貌、それから不思議な力を

感想・レビュー 3

美しくも恐ろしい、盲目的な愛の物語

素晴らしく耽美な作品です。そして、とても恐ろしい。 心霊系の「もし自分の身に起こったら…」系の怖さではなく、美しいのになぜかゾッとしてしまう、どこか本能的に恐ろしさを感じる物語でした。 この小説はあら
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凄く綺麗で、怖い

ホラーな部分は個人的にほんと怖くて、コメントの通り心の中でギャーギャー叫びまくっていましたヽ(;゚;Д;゚;; ) そして他の方はどうしてそんなに冷静なコメントができるんだろうと、とても不思議でした…
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たとい、この命が尽きようとも……

 どこかの国の御伽噺を紐解くように、物語は心地よく、美しく、始まりを迎えます。  が。  吟遊詩人の奏でる旋律は、不協和音を響かせ、その違和感と強烈な魅力に吸い込まれ、この美しい呪いから逃れる術がなく
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