悲しくて切なくて、でも優しさの溢れた温かいお話でした。
可愛らしいハナジロさんと仲良くなってしまったことが間違ったことで、面白がって乱暴なことをした子供たちが正しいだなんて、現実はとても悲しいです。 さらに主人公の真木さんは当時子供で、ハナジロさんにごはんをあげていた行動は、本当に純粋な優しい気持ちからきたものなのだと思うと、胸が締め付けられます。 優しいからこそ、それを忘れず、ずっとずっと大人になっても罪悪感を抱えて生きていて、それを思うと心が痛くて、どうすれば心の優しい真木さんは救われるのだろうかと、どうか真木さんが苦しみから解放されますようにと思いながら読み進めました。 そしてラスト、水原さんの言葉に優しくて温かな気持ちで胸がいっぱいになりました。 雪が降るたびに思い出して辛い思いをしないでほしい。きっとハナジロさんは怒っていない。美味しいパンをありがとうって思っていたかもしれない。 うん! うん! 感動して泣いちゃいました。 (´;ω;`) 切ないけれど、ふわふわとして優しい雪のような、美しくて思いやりに溢れた、心が温まる素敵なお話でした。
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しまさん、読んでくださって、ありがとうございます。 自然の動物は本当に可愛くて、子供心に、心を通わせたくて近づいてしまう気持ちって、すごくわかるんですよね。 それが、自然の摂理に反する事だと理解するのは、もっと大きくなってからだし、それを知ることは大事な事ではあると思うんだけど、やっぱり、自分のせいで……と思ってしまう事態に直面すると、純粋がゆえに、つらいですよね(>_<) でもその辛さと、そこから救ってくれる青年との会話を、優しい気持ちで読み取ってくださって、とてもうれしいです。 本当に、何気ない会話劇なんですが、しまさんに素敵な感想をいただけて、とてもうれしいです。 本当に、あ
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