ラバン

 面白い作品でしたがレビューが難しい作品でした。  読了後まず思ったのは、「短編にしておくのがもったいない」という、何と言っていいかわからない気持ちでした。  ライトノベルと言うより少し昔の海外SF小説の如き雰囲気を持つ本作は、丁寧な描写と退廃的世界観で構成されております。よくまとまった短編であり、作品の持つ雰囲気に引き込まれる人は数多くいることでしょう(無論、私もその1人です)。  ただ、私個人としては全体的にまとまり過ぎているので、読者をあっと言わせるようなダイナミックさに欠けていたり、読者の想像の余地が少なかったりするのが残念な気もします。  しかし同時に、このしっかりとしたまとまり具合が何とも言えない切ない読後感を生んでいるのを思うと何だかなぁ……。  長々と書きましたが、やはり私には何とも言えません。面白い作品であり読んで損はしない、ということは確かなので、自分で読んでみるのが1番かと思われます。  駄文及び長文、失礼致しました。
1件・2件
とても嬉しい感想ありがとうございます。 すぐにでもお返事したかったのですが、感想を何度も読み返して嬉しさを噛みしめていました。 良い面、悪い面をご指摘いただき、とても勉強になりました。また、(こんなことを書くのはどうかなとも思いますが、思い切って書かせて頂きます)感想の書き方や作品の読み方も勉強になりました。 書いている途中、機をみて長編に書き直したいなと思っていたので、そう言っていただけるととても嬉しいです。 感想ありがとうございました。
1件
喜んでいただけて、何よりです。こちらもレビュー冥利に尽きるというものです。 『TORIDE』という素敵な作品を作ってくださりありがとうございます。 長編の方、楽しみにしていますね。

/1ページ

1件