感覚の違いは、共感も呼ぶ
【内容】 兄と妹姫のこぼれ話。兄の洗濯する様子を見つめる妹姫。 子供の感覚と大人?の感覚の違いを題材とした物語。 【感想】 子供の頃の記憶を詳細に覚えている人は、稀かも知れないけれど子供の時は苦手、もしくは大人になると苦手というものは沢山あると思う。それはきっと生活の中で危険だという事を学んだり、そのものごとをよく考えるようになったことも原因の一つなのではないかと思う。 例えば、自分は子供の頃下敷きにかたつむりを乗せ、下からじっと見つめているのが好きだったようだ。しかし、今はそんなことをしたいとは考えない。子供の好奇心が向く方向、大人の好奇心が向く方向が違うという事なのだろう。プラモデルにしても、組み立てることが好き。綺麗に取って置くコレクションが好きと、移り変わる人がいる。感覚の違いは大人になってから起きることもある。なので、読んでいて自分もこういう今では苦手なものが平気だったころがあったな、と共感を得る人もいるのではないかと思われる。 【良いと感じたところ】 情景描写がとても丁寧で、すっと物語に入っていける素敵な作品。ファンタジーというジャンルに対する期待が一瞬で満たされる書き方と物語の流れが素晴らしい。 モノローグでの語り口は堅苦しくないためとても読みやすく、優しい世界観が伝わってくるようだ。難しい読みには一つ一つ丁寧にルビを振っているのも作品愛や読み手への物語を届けたいという気持ちが伝わってくるようである。登場人物が生き生きしており、風や音さえも感じるようなところも凄い。 おススメ作品です。是非お手に取られてみてくださいね。
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お返事が遅くなってしまいましたが、感想・レビューをくださりありがとうございました! 素敵な考察もいただけて嬉しい限りです(*´▽`*) ナナさんの子供の頃の行動に「ふふw」となりつつ。 確かに子供の頃はできていたことが大人になると興味の移ろいからできなくなったり、諸々と気持ちの変化がありますよね。 チビッ子故の興味の塊と振り回される大人のお話。 興味を持ち、楽しんでいただけたようで何よりです。 お褒めの言葉もいただけて照れつつ……、本当にありがとうございました! また少しでも楽しんでいただけますと幸いです♪
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遅くなりました(汗) いえいえこちらこそ。 レビュー、感想を一ヶ所にまとめるにあたり、加筆をし転載させていただきました。 不思議だなと思ったのは、自分が成長するにつれて(レビュー師として)作品への感じかたや、見えかたって変わるのだなと思いました。 子供は無邪気な分、恐ろしいと改めて感じましたw
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