潜水艦7号

限界と希望
ある難題にぶつかった時。 「出来る」というのは政治家で「出来ない」というのは技術者である。そういうジョークがありますが、確かにそれはその通りで腕の確かな技術者ほどその限界というものを熟知しているものです。 本作も作者である、みぐ様も同様に優れた作家であり、同時に極めて優れた技術者のひとりである事に間違いはないと常々感服しております。 そして、本作においてもその技術の『限界』について作中で言及がなされているのです。夢の技術も、無限ではないと。 技術の限界とは、時として絶望を意味する事があります。安全性を問われて技術を使えなかったり、または怪我や病気が直らなかったり。 では、そうした時に、どうすればその技術の限界を突破出来るのでしょうか? 飽くなき探究心、新しい技術への挑戦、諦めない心、そして愛情。 本作では、そうした絶望の縁から立ち上がろうと懸命に生き抜く2人の姿が生き生きと描かれています。 ぜひとも、その勇気ある挑戦を拝読頂きたいと思います。きっと、その気高い精神に感銘を受ける事でしょう。
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潜水艦7号さん いつもながら素晴らしいレビューをありがとうございます。 字数制限から、描ききれなかった部分も多かったですが、しっかり読み込んで頂いて、素敵な感想を書いて頂けるだけでも、とても幸せと感じてます。 今後ともよろしくお願いしますね。 みぐ🐧
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