「幸せな記憶の中に自分がいる」
美しくてやるせない、温かくて悲しい物語。 友情とは?幸せとは? 王子の彫像から宝石を運ぶオスカー・ワイルドの鳩を思い起こさせます。 作中に「幸せな記憶の中に自分がいる」と言う言葉があります。 自分がいない他人の幸せには、嫉妬することもあるでしょう。 でも、幸せな思い出に自分もいるのであれば、自分も幸せになれます。 幸せな記憶が失われる感覚の描写は、アルツハイマーの患者さんを思い起こさせます。 チャーリー・ブラウン的な主人公も魅力的。 登場人物が多くても混乱することはなく、読みやすいです。 儚くて美しい宝石のような、素晴らしいファンタジー文学です。
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たやすさんの感想が素敵過ぎて自分の作品なのにもう一度読みたくなりました(*´ω`*) オスカー・ワイルドのお話も読みたくなりました。 「登場人物が多くても混乱しなかった」というお言葉に安心しました。私自身が読者の場合カタカナの登場人物がなかなか覚えられないので、短編なのにこんなに人数出てきて大丈夫かなあと。 なるべく覚えてなくても大丈夫なように気をつけて書きましたが、心配していたところでした。そう言っていただけて安心しました。 (本当はマシューの父親も出てくるところでしたが本筋とはあまり関係ないため存在を削除しました。笑) 感想をいただけてとっても嬉しかったです。ありがとうございました(*
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