桜井清志

自分らしく生きること
幸せな生き方ってなんだろう。それを教えてくれる、素敵な作品だと思いました。 自分らしく生きることはつらいこともあるし、周りの人たちと違うところがあれば、それがどんどん膨らんでしまって、取り残されてしまったような気持ちになってしまう。 身勝手で傲慢だって思われてしまうことだってあるかもしれない。 それでも、最後には振り返れば愛おしい人生だった。そう思えるんだよって教えてくれたおばあさんからは、自分らしく生きることに葛藤を抱くすべての人々の生き方を肯定してくれるような温かさを感じました。 おばあさんの正体を知ってから、もう一度その言葉をあらためて思い返すと、いろんなことが繋がって、より深く心に残ります。 大自然の中ではなく、限られた場所での生涯。それでも人々に希望を与え、ちゃんと世の中の理に沿って生きてきたのですね。時々動物園や水族館の生き物の気持ちを考えてしまうことがあるのですが、どこかそんな私にとっては救いの言葉のようにも感じられました。 そして、そんなことを思いながらあらためてタイトルを見て、感動しました。希望の正体。それは今を生きる誰もが持ち合わせているものなんだなって思いました。 長々とすみません。ページコメントには書ききれない思いがこみ上げてきて、こちらに書かせていただきました(笑) 素敵な作品をありがとうございました♪
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桜井さん、大変丁寧なご感想をありがとうございます! 限られた場所で、見世物と言われたりしてもひた向きに生きていく姿として、変な組み合わせですがゾウと芸舞妓を重ねて書いてみました。 動物園や水族館の生き物の気持ち、私も考えてしまいます。強制的に守られて生きることは不幸なのか。その点には、束縛の強い親元で育った主人公の人生を重ねています。 うまくまとめられなかった部分はタイトルに託した感があるので、そこにも触れていただいて嬉しいです。 いつもご感想、励みにさせていただいています。ありがとうございました(^^)
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